レッズと正式契約を結んだ秋山翔吾外野手の主な一問一答は以下の通り。

-レッズを選んだ理由

秋山 日本人のメジャーリーガーが在籍してないというのはすごく大きな要因でしたし、(12月の)ウインターミーティングですばらしいプレゼンテーションをしていただいたので、このチームで戦いたいとの思いが強くなりました。

-なぜウインターミーティングに来たのか、レッズとは

秋山 チームを決めるにあたって、いろんな球団と直接お話しする機会をいただけるということだったので、それだったら僕自身が行くべきだと判断した。レッズが最初にオファーをくれた球団、その誠意に応えるためにも最初にミーティングをしようと考えていたので、その熱意に感銘を受けました。

-他の選手からは

秋山 一番影響を受けたのは、青木宣親さん(ヤクルト)。たくさん話を聞かせてもらって、いろんな思いだったり、考えをたくさん学ばせてもらったので。僕の小さい頃からの夢というのは、イチローさんみたいになりたいという思いがあったので、その2人にはすごく大きな影響を受けています。

-自分の特長

僕はそんなに力のある打者ではないので、しっかりとコンタクトして確実に塁に出て点を取るのが目的です。

-決断まで迷ったか

秋山 たくさんの球団に声をかけていただいたりはしていましたけど、自分の中ではブレないところを持ちながら話を聞いていた。迷ったところももちろんありましたし、ここだけは譲れないというところを持ちながらずっと交渉をしていました。

-背番号4は

秋山 日本人の野手は1桁の番号が高校時代の憧れ。それを取りたいと思ってやっていました。

-対戦が楽しみな投手

秋山 ヤンキース田中、ドジャース前田の同級生。ずっと高いレベルで戦っている選手で、そういう選手と戦いたいと思って挑戦することを決めたということもあるので、そこで自分が戦えるように頑張っていきたいです。

-契約した時の気持ち

秋山 これだけ評価してくださる球団に感謝したところも大きいです。メディカルチェックがこっちへ来てから一番不安なところとして大きかったので、それをクリアしてサインした時はすごくうれしかったです。

-青木の助言

秋山 青木さんのあれだけの経験は、僕もすごく勉強させていただいた。簡単なことじゃないというのはすごく伝わってきましたし、その中で自分もチャレンジしたいという思いでこっちに来た。これから段々気付くことがあるんじゃないかと思います。

-英語のスピーチは

秋山 僕もあるつもりで、そういう打ち合わせだったんですけど、座ってすぐに質問になったので、これはラッキーなのかアンラッキーか分からないですけど(笑い)。これから出せたらいいなと思います。あんまり準備して自分の言葉でなくなるのが嫌だったので、名前だけ言わせてもらって後は日本語で伝えようかなと思っていました。

-日本人が誰も在籍しなかったチーム

秋山 そういうタイミングでレッズからオファーをいただくことになったのも幸運だと思います。どの選手もそうですけど、チャレンジになるので、いっそ誰もまだ来たことのない環境、街とか、そういうのにさらに自分がチャレンジするというところに、一枚乗っかるという気持ちが高まるんじゃないかと思ったので、そういうのも含めてレッズを選びました。

-野茂から25年目で全30球団に日本人が在籍

秋山 いろんな選手の方が自分を試すとか、アピールする環境を選んできたと思います。そういう方がいたからこそ、こういう道も開けていると思うので感謝したいです。

-ネクタイの色は西武への思いか

秋山 ライオンズには9年間世話してもらいました。球団の方に育ててもらった思いは強いですし、ファンの方に後押しもらって、これだけ成長させてもらったという思いがあった。ネクタイの色で全部表現できるか分からないですけど、米国の国旗だったり、あんまり赤すぎるのも最初どうかと思ったので、そういう意味ではたまたまいいのがあったので、これにしました。

-再建中のレッズでの役割

秋山 まずは、自分が試合に出るために結果を残すということが大前提。その中でいろんな選手とコミュニケーションを取る中で、日本人が見える角度とメジャーで経験をしている選手の角度は違うと思うので、僕もそれを勉強していきたいと思います。聞かれたことはもちろん話をして、どっちがいい、悪いは分からないですけど、いろんなコミュニケーションを取りながら、チームがいい方向に進むようにやっていきたいなと思います。

-1番打者が不在

秋山 自分がレギュラーを取る、試合に出るということをまず考えてやりたいと思います。

-外野が充実

秋山 個性的な若い選手、僕よりも5~6歳若い選手が試合に出ていたのは分かっています。そういう意味では僕に年齢的なところで言うとハンディはありますけど、その分、経験してきたところは出したいと思います。自分の個性、いいところをしっかり出せるように準備したいと思います。

-30球団目

秋山 入団しただけではかなわないこと。自分がしっかりメジャーの舞台で戦える準備をして、30球団目として名前が残るのはモチベーションになると思うので、戦っていきたいと思います。

-具体的な数字の目標

秋山 言いづらいというか、まだ何も始まっていないところなので、そのあたりは難しいというか、今どう設定していいかも分からないです。

-強みは

秋山 粘り強さだったり、出塁することは、ライオンズにいる時からも自分の役割だと思ってやってきました。それを評価してのオファーだったと思っているので、それは変わらず、ブレずにやっていきたいと思います。

-今後の調整

秋山 ここから1カ月半くらいでキャンプインして、開幕までしっかり準備したいと思います。

-メジャーリーガーになれた喜びは

秋山 メディカルチェックが済んでサインするまでは契約に至っていないというのは思っていたので、本当にメジャーリーガーになれるんだなと思ったのは、こっちに来てからですね。