ヤンキース田中将大投手(31)が23日、楽天生命パークの室内練習場で自主トレを公開した。アストロズが処分を受けたサイン盗み問題について口を開いた。

田中は投手として、それを打たれた言い訳にはできないとしながらも「そういう違和感があった試合は実際あった」と明言。「去年もヒューストンでのアストロズとの試合では、走者なしでもサインを複雑にしてやっていたし、サインも頻繁に変えていた」と話した。

田中は球種がばれることについて野球ゲームの「パワプロ(実況パワフルプロ野球)」に例え「野球ゲームでもそう。投げてくる球種が分かってたら打てるでしょ。強振で。ストレート来るの分かってたら強振できるでしょ、スライダー来るの分かってたら強振できるでしょ。ミートカーソルを小さくして(カーソルを小さくするとミートは難しくなるが強振でき、打球が飛ぶ)」と苦笑。「あんなすごい人たちが球種分かってたら、そりゃいい成績は収めますよ」と話した。

田中は今後サイン盗みがなくなっていくことを歓迎し「なくなってほしいです。やる前から勝負になってないじゃないですか。フェアじゃないですし。ちゃんと勝負したいです」と訴えた。