開幕へ向けて交渉が難航しているMLBで、選手会が13日(日本時間14日)、オーナー・機構側が前日に提出した72試合実施などを盛り込んだ開催案に対し、拒否する意向を伝えたことが明らかになった。

複数の米メディアが相次いで伝えたもので、選手会側は新たな代替案を出す予定はないものとみられる。

選手会専務理事のトニー・クラーク氏は、これまでの交渉過程への不信感を表したうえで「残念ながら、リーグとのさらなる対話は無駄であるように思われる」との声明文を発表。回答期限とされていた14日(同15日)より1日早く返答した一方、双方の溝は一向に埋まっていない。

今後は、試合数の決定権を持つロブ・マンフレッドコミッショナーが、50試合前後の開催案に踏み切るとの見方が伝えられている。