米ニューヨーク・ポスト紙は10月31日(日本時間11月1日)、巨人菅野智之投手(31)が今オフにポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャーに移籍する見込みだと報じた。

同紙は2人のメジャースカウトの話として、菅野は先発ローテーションの3番手を任せられる存在と評価。新型コロナウイルスの影響で今オフは球団経営が厳しい状況の中でも、多くのチームが先発投手を欲しがっており、需要が高いという。資金面でも積極的に動ける球団ではブルージェイズ、ジャイアンツ、ホワイトソックスなどを挙げた。

記事によればMLBはコロナ禍で開幕が遅れた日本のプロ野球の日程を考慮し、ポスティング申請の期間を11月8日~12月12日までに変更。例年では11月1日~12月5日だった申請期間を1週間ずつ遅らせた。

同紙は菅野が海外FA権の取得条件を満たす翌年まで待つ可能性もあるが、既に30代となり、長年メジャーでプレーしたいという希望がある点を指摘。また、ドラフトで巨人入りを1年待った過去の経緯も踏まえ、巨人がポスティングでの移籍を容認するだろうと予想している。

今オフのメジャー移籍に関しては菅野以外にも日本ハム有原航平投手(28)や西川遥輝外野手(28)を紹介し、2選手は菅野以上にポスティング申請される可能性が高いと伝えた。