エンゼルス大谷翔平投手(26)が27日(日本時間28日)、今キャンプ2度目のライブBP(実戦想定の投球練習)を行い、最速で100マイル(約161キロ)をマークした。打者5人を相手に合計8打席で35球を投じ、安打性の打球はなかった。最高球速は前回の97マイル(約156キロ)を大きく上回り、直球の球威が増した。

引っかけるボールや抜け球もあったが、ストライクゾーンへの直球は見逃し、ファウル、空振りのみ。昨シーズン後半でブレークした左打者のウォルシュら若手のメジャー選手を相手に、直球で前に飛ばされた打球はゼロだった。

18年10月に右肘の手術を行った大谷は昨季、7月下旬の開幕から投打の二刀流でスタートしたが、2度目の登板後に右前腕部分の屈筋回内筋群の損傷が発覚。8月上旬から打者に専念していた。

昨年の最高球速は97・1マイル(約156キロ)だった。シーズンオフからリハビリを続け、今季開幕1カ月前の時点で100マイル(約161キロ)をマーク。「投手・大谷」のギアが確実に上がってきた。