エンゼルス大谷翔平投手(27)が78日ぶりにメジャー本塁打トップの座を明け渡した。44本塁打で並んでいたライバルのウラジーミル・ゲレロ内野手(22=ブルージェイズ)が6回、単独トップに再浮上する45号を放った。

打球速度は113・9マイル(約183キロ)、打球角度は今季メジャー全体でも最低タイという15度で、滞空時間3・3秒という高速弾道で左翼フェンス奥に吸い込まれた。軌道があと30センチ低かったら、フェンス直撃の一打だった。あと最近15試合で9発目という量産モードに入っており、チームのワイルドカード争いでトップ堅守にも貢献した。

この日の大谷は試合がなく、本塁打王争いでは1本差で追っていた6月27日以来の2位に後退した。ア・リーグ内順位でも2位となり、打撃初タイトル獲得へ黄色信号となった。

大谷は残り19試合で、14日からは敵地で中地区首位を独走するホワイトソックス3連戦に臨む。