エンゼルス大谷翔平投手(27)が28日(日本時間29日)、選手間投票で選出されるプレーヤーズ・チョイス・アワードの年間最優秀選手に選出された。日本選手としては史上初めての受賞となる。

同賞は両リーグのすべての選手が対象となり、毎年1人のみ選出。同僚やライバルから評価された証しとして、受賞者にとっては大きな名誉となる。最終候補は大谷の他、48本塁打で本塁打王となったブルージェイズのウラジーミル・ゲレロ内野手(22)、ナ・リーグ最高OPSを記録したフィリーズのブライス・ハーパー外野手(29)が名を連ねていた。

大谷は今季、打者として155試合に出場し、打率2割5分7厘、46本塁打、100打点。投手としては23試合に登板し9勝2敗、防御率3・18をマークし、二刀流の活躍で大きな注目を集めた。

プレーヤーズ・チョイス・アワードは1992年に創設され、現役選手の投票によりフィールド内外で目覚ましい活躍をした選手に贈られる。年間最優秀選手の他に、各リーグの最優秀野手、最優秀投手、最優秀新人、目覚ましい復活を遂げたカムバック選手などがある。日本選手では過去、マリナーズのイチロー外野手が2001年にはア・リーグ最優秀新人、2004年に同最優秀野手に輝いている。