エンゼルス大谷翔平投手(27)が、全米野球記者協会(BBWAA)の投票で選出される21年シーズンのア・リーグ最優秀選手(MVP)のファイナリストに選ばれた。8日(日本時間9日)、専門テレビ局MLBネットワークの番組内で公表された。

ファイナリストの他2選手は、今季48本塁打でリーグ本塁打王を獲得したブルージェイズのウラジーミル・ゲレロ内野手(22)、162試合にフル出場して45本塁打をマークしたブルージェイズのマーカス・セミエン内野手(31)が選出された。

大谷は今季、打者で打率2割5分7厘、46本塁打、100打点の好成績を挙げ、シーズン終盤まで本塁打王争いを繰り広げた。投手でも9勝2敗、防御率3・18、130回1/3を投げ、156奪三振と結果を残し、メジャー4年目で初めて二刀流で完走。MVPの最有力候補とみられている。

最終結果は米国東部時間の18日午後6時(日本時間19日午前8時)にMLBネットワークで発表される。なお、ア・リーグのサイ・ヤング賞ファイナリストには、最優秀防御率(2・48)と最多奪三振(248)の2冠に輝いたブルージェイズのロビー・レイ投手(30)、最多勝(16勝)を獲得したヤンキースのゲリット・コール投手(31)、ホワイトソックスのランス・リン投手(34)の3選手が選ばれた。