MLBは9日(日本時間10日)、優れた打者に贈られるハンク・アーロン賞の受賞者を発表し、ア・リーグ最終候補7人に入っていたエンゼルス大谷翔平投手(27)は選ばれなかった。受賞したのは本塁打王、ブルージェイズのウラジーミル・ゲレロ内野手(22)だった。

大谷は今季、打者として155試合に出場し、打率2割5分7厘、リーグ3位の46本塁打、自己ベストの100打点、26盗塁を記録した。

候補者は10月にア、ナ各リーグから最終7人をノミネート。ア・リーグからは48本塁打で本塁打王のブルージェイズのゲレロ内野手、48本塁打と121打点で2冠に輝いたロイヤルズのペレス捕手、103打点を挙げたインディアンスのラミレス内野手、39本塁打を放ったヤンキースのジャッジ外野手、39本塁打と111打点を記録したアスレチックスのオルソン内野手、30本塁打と30盗塁をマークしたオリオールズのムリンス外野手が選出された。

ハンク・アーロン賞は、同氏がベーブ・ルースの通算本塁打記録を塗り替えてから25年の1999年、同氏の功績をたたえ、設立された。各球団から1人ずつ選ばれた候補から、MLB公式サイトの記者によって各リーグ7人ずつに絞られ、最終的に各リーグから1人が選ばれる。最終選考はファン投票と、元マリナーズ外野手のケン・グリフィー氏ら殿堂入りした元選手で構成された選考委員により行われた。