米大リーグで強打の捕手として活躍し、野茂英雄投手がドジャースでメジャーデビューしたときの女房役として知られるマイク・ピアザ(39)が20日、現役引退を発表した。AP通信など米メディアが伝えた。

 ピアザはフリーエージェントとなった今季、どの球団とも契約せず、進退が注目されていた。

 ピアザは1988年のドラフト62巡目でドジャースから指名された。92年にドジャースでデビューした後、マーリンズ、メッツ、パドレス、アスレチックスでプレー。通算成績は打率3割8厘、427本塁打、1335打点。捕手として出場した試合での396本塁打は史上最多で人気、実力を兼ね備えた選手だった。

 ピアザは代理人を通じ「人生の新しい章に進むことにした。野球人生は素晴らしく、何の悔いもない」と声明を出した。