ヤンキースのブライアン・キャッシュマン・ゼネラルマネジャー(GM)は24日、松井秀喜外野手(34)のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)不参加は球団の決定事項であることを明らかにした。

 WBCの規定により、今季の故障者リスト(DL)に45日間以上入った選手の出場には所属球団の許可が必要。来年3月開催のWBCについて態度表明していない松井だが、今季は左ひざの故障で50日以上DLに入っており、本人の意思に関係なく出場の可能性は事実上消えた。

 キャッシュマンGMはこの日、ニューヨークのヤンキースタジアムで、不参加が決定事項かとの問いに「マツイは(WBCで)プレーしない。決まったこと。4回聞かれても、5回聞かれても、それは変わらない。あの時期にプレーすることは肉体的に不可能。ファンの気持ちは分かるが、不運にも手術が重なったということ」と語った。

 松井は6月27日から8月18日まで左ひざ痛で故障者リスト入り。9月22日に左ひざ関節の内視鏡手術を受けた。