メジャーに昇格したメッツ高橋建投手(40)が27日(日本時間28日)、チームに合流した。朗報を聞いたのは前日で「(3Aで)数字的には悪くなかった。投げるたびに(昇格は)どうなのかなと考えていた。もちろんうれしかったです」と笑顔をみせた。

 日本にいる家族にもすぐに報告し「(奥さんは)喜んでくれました。でも子供たちは冷たかった。お土産はまだか?

 ですからね」。苦笑いを浮かべながらも、家族に最高の報告ができ、満足そうだった。

 夢のメジャーのマウンドに立つのは目前。実現すれば日本選手最年長デビューとなるが「自分の中では1年生のつもりでやっている。その点では年齢は気にせず、やっている。確実にしんどいですけどね」。

 27日朝、自宅のあるニューヨーク州バファローからニューヨークに移動し、午後に球場入り。選手から「ウエルカムバック(お帰り)」という言葉で迎えられた。マニエル監督は、ロングリリーフとして先発が崩れた早い回から起用する方針を明らかにした。

 試合開始前、ほかの中継ぎ投手とともにブルペンに向かう背番号「36」の高橋は、新人の仕事であるブルペン用の荷物を担いでいた。“オールドルーキー”の挑戦が始まろうとしている。