今季からトレードでパイレーツに移籍した岩村明憲内野手(30=前レイズ)が13日、シカゴ行きの全日空機で成田空港から渡米した。3月中旬に合流する家族や知人ら約10人に見送られ、「オフシーズンはいつから始まっても終わるのは早い」とメジャー4年目を迎えても日本を離れることに寂しさは隠せないが、「やっと来た、という感じ」と新天地への期待感も膨らんでいる。パイレーツは昨季まで17年連続で負け越しており、大リーグのワースト記録を更新中。「僕の場合は、昔から下馬評の高いチームに行ったことがない」と笑わせながら、「確かに厳しい戦いはしたが、(08年レイズでは)リーグチャンピオンにもなっているし、そこは覆したい」と“負け犬”返上に燃えていた。