<オープン戦:ブレーブス6-3マーリンズ>◇16日(日本時間17日)◇米フロリダ州オーランド

 ブレーブス斎藤隆投手(40)は1回無失点に「実は、結果が出てホッとしている」と目尻を下げた。前回は制球に苦しんで1回3失点。中5日空いての登板だったが、安定した内容だった。

 4-3の4回。先頭打者に甘く入った速球を中前打されたが、右打者のヘルムズをスライダーで空振り三振。続く左打者は内角速球で二ゴロに仕留め「球威には納得していないが、制球が良かったのでゴロになってくれた」。次打者の1球目に見事なクイックで一塁走者の盗塁死を誘った。

 武器のスライダーへの手応えが大きい。「曲がりを小さくし、鋭さを出したい」と話していた通りに決まった。これまでは投球練習より体力強化を重視、疲れもあって思い通りの投球ができなかった。40歳は「キャンプとはいえ、結果がついてくると段階を踏んでいる感じ」とうなずいた。

 次回は19日のタイガース戦。これからは中2日、連投とシーズンを見据えた登板が続く。「ここからは(シーズンの)ゲームの感覚になる」と気を引き締めた。