エンゼルスに移籍した松井秀喜外野手(35)が13日、古巣のヤンキースとの対戦前に行われたワールドシリーズ優勝リングの授与式に参加した。そこで松井の指輪をファンに配る模造品とすり替えたいたずらの“首謀者”は主将のジーター。「マツイのことだから、面白がってくれたんじゃないかな」と言って笑った。

 それも、7年間ともにプレーした仲間だからこそ。ジラルディ監督は、選手が松井に駆け寄ったシーンを「本当に特別な瞬間だった」と振り返り、ジーターは「ファンが総立ちで拍手した。それだけの価値がある選手だ」とたたえた。