<米独立リーグ:チコ8-4ユマ>◇12日(日本時間13日)◇米カリフォルニア州チコ

 チコ吉田えり投手(18)が4回4安打2失点(自責1)の好投でチームの勝利に貢献した。初回に左前適時打で先制を許したが、その後は落ち着いて自慢のナックルを多投。3回には相手3番ロドリゲスから空振り三振も奪った。徐々に球数を増やしていくテンプルトン監督の意向で、4回80球で交代したが、初勝利も近いと思わせる好投だった。

 前回登板の5月29日にはナックルの制球が定まらず、途中から直球主体の投球にならざるを得なかった。だが、この日は全80球中6割以上がナックル。「前回と違って3ボールでもナックルを要求してくれた。ゴロで打ち取ったりとか、芯をはずすことが多かったんで、自信になりました」と笑顔を見せた。