ブルペンでの投球を終えたオリオールズ上原浩治投手から18日(日本時間19日)、「きょうは真っすぐに関しては満点。ここ数年では一番いい」と威勢のいい言葉が出た。変化球を交えての43球。切れのいい速球は、捕手がミットを構えたところに次々と決まった。

 右ひじの不安が消え、オフに順調に投げ込んだ成果が出ている。キャンプ3度目のブルペンで「あとは変化球」と早くも技術的な修正段階のようだ。今季は決め球のフォークに加え、スライダー、シュートの横の変化で打者を揺さぶるつもりで「打者がどう反応するか」と実戦を楽しみにしている。

 過去2年は開幕前に左太もも裏を痛めた苦い経験がある。「早く打者に投げたいが、気持ちが前に出過ぎるとまた去年みたいになるので、抑えながらやる」と話した。