<レンジャーズ5-4エンゼルス>◇15日(日本時間16日)◇レンジャーズボールパーク

 8日ぶりに回ってきたエンゼルス高橋尚成投手(36)の出番は、同点の8回無死満塁のピンチから。最初の打者を追い込んでから、外角低めスライダーを右前に運ばれる。勝ち越しの適時打を許し、これが決勝点になってしまった。

 この後は、スクイズを狙った次打者の打球を冷静に捕手に送って追加点を阻止し、続く打者は内角球で三飛に仕留めて2死を奪い交代。「最善を尽くした。自分のピッチングができなかったわけではない」と、久しぶりの登板でも、できることはやったとの見方を示した。

 それでも「(勝ち越し打は)低めの球をうまくライトに運ばれた。追い込まれてからの変化球が強い。配球を変えていかないと」と反省も口にした。救援投手は、1球が全て。試合後はさっそく次回の対戦に備え、頭をめぐらせていた。