6月に右肘の靱帯(じんたい)修復手術を受けた、レッドソックス松坂大輔投手(30)は15日、チームの遠征先であるセントピーターズバーグを訪れ、首脳陣らに経過報告を行った。

 手術から1カ月以上がたって、肘の可動域は元に戻った。日常生活には支障がなくなり、ダンベルを使った右肩のトレーニングや、下半身の筋力強化が許可されたという。ただ、肘のマッサージは痛みが激しく、同投手は「血がにじむこともある。タオルを食いしばりながらやっています」と、リハビリが過酷であることを明かした。

 焦る気持ちを抑えるため、試合の映像を見ないようにしているという松坂だが、久しぶりに同僚らと談笑し「いい雰囲気だなと思った」と首位を走るチームの活気を感じた様子だった。