<アスレチックス2-4エンゼルス>◇第1試合◇16日(日本時間17日)◇オークランドコロシアム

 アスレチックス松井秀喜外野手(37)がダブルヘッダー第1試合に「4番左翼」で先発し、右翼にあるスコアボード直撃の特大二塁打を放った。

 1点を追う8回1死走者なしで迎えた第4打席。ア軍2番手ダウンズの4球目真ん中低めシンカーを鋭く振り抜いた。右翼へ一直線に飛んだ打球は、日米通算500本塁打になるかと思われたが、本塁打を示す境界線より約30センチ下のスコアボードに激突。

 「自分のアングルからは本塁打に見えた」というメルビン監督の抗議を受け、審判団はビデオ判定をしたが、判定は覆らずに右越え二塁打のままとなった。この後、代走を出されてベンチに下がった。

 打席内容は、一ゴロ、遊ゴロ、三飛、右越え二塁打で4打数1安打。打率は2割1分。試合は2-4でアスレチックスが敗れた。エンゼルス高橋尚成投手(36)の登板機会はなかった。