米大リーグのオリオールズは30日、上原浩治投手(36)のレンジャーズ移籍を発表した。1対2のトレードで、レンジャーズからはクリス・デービス内野手、トミー・ハンター投手の2選手が移籍する。現在ア・リーグ西地区首位のレンジャーズが、2年連続のリーグ制覇に向けて救援陣の強化を図った。

 上原はメジャー2年目の昨季、2度の故障者リスト入りから復帰後、抑えを務めて13セーブをマーク。昨季終了後、55試合登板などの成績を満たせば2012年まで延長される再契約をオリオールズと結んだ。

 今季は開幕から戦列を離れることなく、主に抑えへのつなぎ役をこなし、43試合で1勝1敗、防御率1・72。最近13試合は連続無失点を続けている。メジャー通算は98試合(うち先発12試合)で4勝7敗13セーブ。

 レンジャーズには、上原と大阪・東海大仰星高で同期生だった建山義紀投手が所属している。