2632試合連続出場の世界記録を持ち、親善大使で来日したカル・リプケン氏(51=元オリオールズ)が9日、米国大使館(東京都港区)で記者会見を行い、「野球を教えることで、1人でも多くの子供たちに笑顔を与えたい」と話した。現役以来15年ぶり4度目となる今回の来日目的は、野球クリニックを通じての子供たちとの触れ合い。10日には震災で被災した大船渡(岩手)を訪問予定で、「スポーツで厳しい現実を少しでも忘れることができるなら、お役に立ちたい」と話した。日本には16日まで滞在。日本プロ野球記録の2215試合に連続出場した衣笠祥雄氏(元広島)との日米「鉄人」コンビで、西宮(兵庫)、京都でも野球教室を開催する。