今季ナ・リーグ最優秀選手(MVP)に選ばれたブルワーズのライアン・ブラウン外野手(28)がドーピング検査で陽性反応を示したと10日、スポーツ専門局のESPN(電子版)が報じた。ブラウンが異議申し立てをしているため、大リーグ機構はドーピング違反を発表していないという。

 同局によると、プレーオフ期間中の尿検査で筋肉増強効果のあるテストステロンが通常よりも高い値で検出され、ブラウンの体内でつくられたものとは違う人工的なものと判定された。

 関係者の話では、違反を伝えられたブラウンは再検査を申し出て、結果は陰性だったという。

 ブラウンは大リーグ5年目。今季は打率3割3分2厘、33本塁打、111打点で33盗塁。ブルワーズのナ・リーグ中地区優勝に貢献した。