ポスティングシステム(入札制度)による米大リーグ移籍を目指すヤクルト青木宣親外野手(29)の入札受け付けが16日に締め切られ、大リーグ機構は獲得を希望する球団があったことを明らかにした。規定により大リーグ機構は入札した球団名や金額を発表せず「少なくとも1球団以上」としている。

 日本野球機構を経て入札額(複数球団の場合は最高額)が伝えられ、ヤクルトが受諾すれば、最高額を入札した球団に30日間の独占交渉権が与えられる。ヤクルトは入札額にかかわらず受諾する方針。

 青木は過去に首位打者を3度獲得し、シーズン200安打を2度記録。ベストナインには7年連続で選ばれている。プロ8年間の通算打率は3割2分9厘。今季は全144試合に出場して打率2割9分2厘だった。