<レンジャーズ6-2アストロズ>◇15日(日本時間16日)◇レンジャーズボールパーク

 レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(25)が8勝目(4敗)を挙げた。8回110球を投げ7安打2失点、11三振を奪い2四球。防御率は3・57。

 152キロのツーシームがうなりを上げた。8回1死後、3番ラウリーを2球で2ストライクと追い込むと3球目は左打者内角のボールゾーンからややシュート回転して真ん中低めにズバっと決まった。打者が腰を引くほどのキレ味。さらに続く4番マルティネスも2-2と追い込むと、最後は同じ152キロのツーシームを右打者の外角に正確に投げ込み見逃し三振に仕留めた。2ケタ奪三振は3度目、11個はメジャー移籍後最多タイ。1本塁打を含む7安打を許したが、終盤はアストロズ打線を力でねじ伏せた。

 6月に入り2連敗。この日は初めて中7日の登板間隔を与えられてのマウンドだった。首脳陣やチームの配慮に応え、見事な投球で地元ファンを熱狂させた。