<タイガース5-1エンゼルス>◇19日(日本時間20日)◇コメリカパーク

 7回無死一、二塁で登板したエンゼルス高橋尚成投手の投球術が光った。バントの構えの2番打者から緩い変化球で空振りを奪うと、2球目は「フライかファウルになってくれれば」という高めの速球を狙い通りファウルさせて追い込み、最後も速球で空振り三振に。

 続く主砲カブレラには「高め、低め、いろんな球を使って」と球を散らし、2者連続の三振。フィルダーを歩かせて降板したが、無失点だった。試合は敗れたが「捕手がうまく配球してくれた。いい球を投げられた」と手応えを口にした。