故障者リスト(DL)入りしているレッドソックス松坂大輔投手(31)が30日(日本時間31日)、米ニューヨーク州ロチェスターで行われた傘下3Aポータケットのスクラントン戦に先発し、2回1/3を4安打無失点だった。首から肩にかけて広がる右僧帽筋を痛めて7月3日にDL入りして以来初の実戦登板。松坂は「投げること自体は問題なかった。痛みはないが(患部を)かばう形は出ると思った。予想どおり」と慎重な投球を振り返った。

 打者相手の投球感覚を重視し「球種をまんべんなく」と計47球。2回にはスクラントン福留孝介外野手を空振り三振に仕留めた。メジャー復帰に関して「(自分が)期間を設けることはない。しっかり投げられるようになれば」と話した。

 昨年6月に右肘手術を受けた松坂はことし6月にメジャー復帰。5試合に投げたが、勝ち星なしの3敗、防御率6・65で再びDL入りした。DL入りしたままマイナーの公式戦に出場できる期間は30日間までと規定で決められている。

 スクラントンの福留は「6番・指名打者」で4打数2安打1打点。五十嵐亮太投手は2-0の9回から1回を2安打1失点。今季3Aで通算10セーブ目を挙げた。