<ヤンキース0-1マリナーズ>◇4日(日本時間5日)◇ヤンキースタジアム

 ヤンキース黒田博樹投手(37)が6回1/3を投げて7安打1失点(自責1)と粘りの投球を見せたが、打線の援護がなく8敗目(10勝)を喫した。防御率は3・19。

 軸となる球種を見つけられない中でも、打者とのタイミングをずらしながら、6回まで1失点と何とか粘った。要所で狙い通りにゴロを打たせるなど、味方の援護を待ちながら我慢の投球を続けたが、マ軍先発ヘルナンデスの前にヤ軍打線は沈黙。7回1死からテムズに右中間二塁打を許し、続くライアンに死球を与えて1死一、二塁としたところで、103球で降板した。黒田は「なんとか先発投手としての仕事はできたと思うが、その1点が結果的には重いゲームだった」と話した。黒田に黒星がついたのは、6月19日ブレーブス戦以来のことだった。