<タイガース6-5ヤンキース>◇7日(日本時間8日)◇コメリカパーク

 ヤンキースのイチロー外野手(38)が「8番左翼」で先発し、移籍後初のタイムリー安打を放った。

 3点を追う7回2死三塁の場面で打席に立った。迎え撃つはタ軍先発ポーセロ。カウント2-2からの5球目真ん中低めのスライダーを捉えて、左翼線に落ちる二塁打とした。これで三塁走者が生還し、移籍後は得点圏に走者を置いた17打席で無安打という記録にストップを掛けた。同じく3点差で迎えた9回2死一、二塁という得点機にも、タ軍守護神バルベルデからセンター前に抜ける適時打を放ち、反撃の波をつないだ。この2安打で、移籍後初のマルチ安打もマークした。

 その他の打席は、遊ゴロ、空振り三振で、4打数2安打2打点。打率は2割6分1厘となった。

 イチローは「(得点機に打てない時でも)そんなに重い感じはなかったですよ。このチームでは、得点機とそうでない時の差があまりない。1人出れば大きなチャンスになる可能性がありますから」と話した。

 チームは9回に1点差まで追い上げたが、5-6で敗れた。