<ブルージェイズ3-2レンジャーズ>◇17日(日本時間18日)◇ロジャーズセンター

 レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(26)が今季7度目となる2ケタ奪三振を記録したが、打線の援護がなく8敗目(12勝)を喫した。過去2試合の対戦で、5打数4安打と打ち込まれていたブ軍エンカーナシオンに、この日も初回に甘く入ったスライダーを左翼へ運ばれ、31号先制2ランを許してしまう。それでもすぐに落ち着きを取り戻すと、3回先頭ゴースに死球を与えた以外、5回2死まで出塁を許さなかった。不運だったのは5回2死走者なしの場面。ゴースが放ったやや浅い右中間への飛球を捕球しようとしてダイビングしたジェントリー中堅手が後逸し、三塁打に。続くデービスに中前打を浴び、1点を追加された。

 この日はカットボールとツーシームを軸に低めに集める投球で、狙った場面で三振を奪う力投を見せ、「大分自信を持って投げられていましたし、ツーボールになっても慌てることなく。(改良は)前に進んでいると思います」と話した。

 7回を投げて3安打10奪三振2四死球で3失点(自責3)。防御率は4・51となった。