<ア地区シリーズ:ヤンキース3-2オリオールズ>◇第3戦◇10日(日本時間11日)◇ヤンキースタジアム

 ヤンキース(東地区1位)が、オリオールズ(ワイルドカード)にサヨナラ勝ちし、対戦成績を2勝1敗とし、リーグ優勝決定戦進出へあと1勝と迫った。

 1-2と1点を追う9回裏1死から、代打ラウル・イバネス外野手(40)のソロ本塁打で同点。さらに延長12回裏、再びイバネスにサヨナラ本塁打が飛び出し、オ軍を下した。

 先発した黒田博樹投手(37)は、8回1/3、105球を投げて5安打2失点と力投した。

 3回表、8番フラハティに右翼席へソロ本塁打を浴び、先制点を許した。

 1-1と同点で迎えた5回表には、9番マチャドにソロ本塁打を喫し、勝ち越されたものの、その2発以外は踏ん張った。

 「粘り強く投げていれば、こういう流れになると信じて投げた。それにしても神懸かり的な部分がありましたね」。