米大リーグのサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)が14日発表され、ナ・リーグはナックルボールを武器に20勝を挙げたメッツのディッキー投手、ア・リーグは最多勝、最優秀防御率の2冠に輝いたレイズのプライス投手がそれぞれ初受賞した。

 38歳のディッキーはリーグ最多233回2/3を投げた。230奪三振、5完投、3完封もトップだった。昨年の受賞者で最優秀防御率のカーショー(ドジャース)が2位、最多21勝のG・ゴンザレス(ナショナルズ)が3位だった。

 速球が持ち味の27歳左腕プライスは20勝5敗、防御率2・56と安定。最多奪三振のバーランダー(タイガース)、20勝5敗のウィーバー(エンゼルス)を抑えた。

 選考は全米野球記者協会会員による投票で、ディッキーは満票32のうち1位票27を集めた。満票28だったア・リーグの1位票はプライスが14、バーランダーが13の接戦だった。

 日本選手ではダルビッシュ(レンジャーズ)がア・リーグの5位票1を獲得し、9位だった。