松井秀喜外野手(38)が27日(日本時間28日午前7時)、ニューヨーク市内のホテルで記者会見し、現役引退を表明した。

 松井は引退した理由を「今季はチャンスをもらいながら結果が振るわなかった」と語った。

 「ゴジラ」の愛称で親しまれたスラッガーは日本で10年、米国で10年プレーし、大舞台で輝かしい成績を残した20年間のプロ生活についに幕を下ろした。

 松井は今季の開幕を所属先が決まらないまま迎え、4月30日にレイズとマイナー契約。5月29日にメジャー昇格したが、34試合で打率1割4分7厘、2本塁打、7打点と不振で、8月1日に自由契約となった。その後も他球団と契約することなくシーズンを終え、去就が注目されていた。

 星稜(石川)から93年ドラフト1位で巨人に入団。日米通算で507本塁打を放った。