松井秀喜外野手(38)が27日(日本時間28日午前7時)、ニューヨーク市内のホテルで記者会見し、現役引退を表明した。約20分間、引退に至った理由とこれまでの野球人生を穏やかな表情で語った。

 「私、松井秀喜は本日をもちまして20年間に及ぶプロ野球選手人生に区切りをつけたいと思い、20年間応援してくださったファンの皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと思います」。

 そして引退を決意した理由について語り始めた。

 「今シーズンは3カ月くらいしかプレーできませんでした。マイナーからスタートし、メジャーに上がり、プレーする機会をいただきクリーンアップを打たせてもらいましたが、結果が振るわなかった。これが一番大きな要因です。10年前にメジャーに挑戦するときに話しましたが、『命懸けでプレーし、メジャーという場で力を発揮する』という気持ちでやってきましたが、結果が出なくなったということ。『命懸けのプレー』もこれで終わりを迎えたんじゃないかと思います」。