左太もも裏を痛めて故障者リスト(DL)入りした米大リーグ、アスレチックス中島裕之内野手は1日(日本時間2日)、フェニックスでマイナーの練習試合に出場し、4打数1安打1打点だった。メルビン監督は傘下の3Aサクラメントで調整させる意向を明らかにしており、練習試合への出場はこれが最後。3日(同4日)にも公式戦に出場する方向だ。

 中島は6回1死二塁で入った第4打席で右投手の133キロのスライダーを中前にはじき返し、打点を挙げた。3打席目までは三ゴロ併殺打、右飛、投ゴロと快音が聞かれず「ボール球に手を出したりしていたが、最後は打っておこうと思った」と笑顔を見せた。

 アリゾナ州での延長キャンプに合流して10日。若手中心の編成で、練習は基本的な内容が主体だったが「ルーキーやハングリーな選手たちと一緒にやれて、自分にも刺激になった。ぬくいところでリハビリをさせてもらって、体にも良かった」と振り返った。