<レンジャーズ4-3レッドソックス>◇5日(日本時間6日)◇レンジャーズボールパーク

 レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(26)が今季7度目の先発で、7回を4安打(2本塁打)2四球、14奪三振で3失点(自責3)としたが、勝敗はつかなかった。防御率は2・56。

 この日も初回につかまった。2死後、3番ペドロイアの打ち損じた球が投手内野安打となる不運で走者を背負うと、続くオルティスにカウント3ボール1ストライクから内角高めカットボールを、右翼ポール際へ先制2ランとされた。2回にも1死後からロスに左翼2階席へソロ弾をたたき込まれ、序盤に合計3点を献上してしまった。だが、その後はキレのあるスライダーで三振の山を築きながら無失点。6回に味方打線が同点に追いついた後、7回もマウンドに戻って今季最多となる127球の力投を披露した。4月2日アストロズ戦と並び、今季最多タイとなる14奪三振を記録し、2ケタ奪三振数を通算12度(球団史上3位)とした。

 ダルビッシュは「初回がすべてではない。トータルでどれだけやるかって話なので、最初に点を取られてもあまり気にしない(で投げた)」と話した。

 試合は、レ軍が4-3でサヨナラ勝ちした。