<ヤンキース3-0ドジャース>◇31日(日本時間1日)◇ドジャースタジアム

 ヤンキース黒田博樹投手(38)が登板し、7回を無失点に抑えチームの勝利に貢献した。勝敗は付かなかった。

 移籍後初めて古巣のドジャースタジアムで、親友のエース左腕カーショーと投げ合い、1回から危なげない投球だった。唯一のピンチに陥ったのは7回2死から連打で一、二塁とされ、この日初めて得点圏に走者を背負った。

 だが次の7番シューメーカーをスプリッターで空振り三振に切って取り失点を許さなかった。7回を5安打1四球で今季最多タイの8三振をマークし、2試合連続無失点に抑える快投だった。

 試合は8回終了まで両チームとも0点が続き、9回2死一、二塁で代打オーバーベイの適時打と相手の失策で3点を奪った。

 イチロー外野手(39)はスタメンを外れ、9回2死二塁で代打で出場。敬遠で出塁し、チームの2点目を入れた。

 黒田は、打線の援護がなかったことに「カーショーなら仕方がないと思ってましたし、こういう展開だとなかなか勝つチャンスがないと思っていたんで、僕はもう常に0点に抑え続けるしかないかなと思ってました」と話した。