<ヤンキース1-2ジャイアンツ>◇22日(日本時間23日)◇ヤンキースタジアム

 ヤンキースのイチロー外野手(39)が、ジャイアンツ戦に「1番右翼」で出場し、2三振を含む3打数無安打だった。

 3回2死無走者では四球で出塁したが、次打者ロドリゲスの打席で二盗を試み失敗した。1回は中飛、6回先頭で空振り三振、7回2死二、三塁で空振り三振だった。

 チームは、今季限りで引退を表明した先発左腕ペティットが6回途中までノーヒットノーランを継続する快投を見せたが、6回にソロ本塁打で同点にされ、8回に勝ち越されて痛い敗戦となった。

 試合前には今季限りで引退を決めている歴代セーブ王のマリアノ・リベラ(43)の引退セレモニーが盛大に行われた。

 イチローはリベラについて問われると「誰が一番ヒットを打つのを難しいピッチャーかを毎年考えて、まあ上位5位を挙げるとしたら何人かは変わっていくけど、マリアノだけは常にそこにいた。まあ(人気投票で常に上位に入る)シバイヌみたいなピッチャーですよ」と話した。

 黒田は「彼が失敗したら仕方ない、今まで築いてきたものがあるので、たとえ僕が投げて勝ちが消えたとしても、彼なら仕方ないと思わせるピッチャーですし、それが抑えの一番大事なところじゃないかなと思います」と話した。