米大リーグのサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)が13日発表され、ア・リーグは最多の21勝を挙げたタイガースのシャーザーが初受賞した。レンジャーズ・ダルビッシュ有投手は2位、マリナーズ岩隈久志投手は3位でともに日本投手としては過去最高。

 ナ・リーグは3年連続で最優秀防御率をマークしたドジャースの左腕カーショーが2年ぶり2度目の受賞を果たした。

 同賞は全米野球記者協会会員の5名連記の投票による1位7点から5位1点までの合計点で決まる。シャーザーは全部門で高レベルの成績を残し30人の投票で1位票28を得て203点だった。

 ダルビッシュはリーグ最多の277奪三振が評価され1位票こそなかったが、2位票19を獲得し93点。投球回数、防御率で2投手をリードした岩隈は73点だった。レッドソックスの抑えとしてワールドシリーズ制覇に貢献した上原は10点で7位だった。

 過去、日本投手は1995年、96年の野茂、2008年の松坂の4位が最高だった。