米大リーグのレッドソックス上原浩治投手(38)が23日、成田空港着の航空便で帰国した。

 ア・リーグ優勝決定シリーズでMVPを獲得するなど、6年ぶり8度目のワールドシリーズ制覇に貢献しての凱旋(がいせん)。「(実感は)今がそうですね。アメリカに行って5年だけど記者会見するのは初めてだから。あとは来年、チャンピオンリングをもらうときかな」と笑顔を見せた。ポストシーズンは最多タイの7セーブを挙げる活躍だった。

 すでに1週間前から始動しており、休んだのはわずか2週間。帰国後も週明けには国内で練習を再開する予定だ。「今日は風呂に入りたい!」と笑いを誘ったが、12月からはボールも握って本格的な調整に入る。過去を振り返らない上原の視線は、早くも来季に向いている。