日本野球機構(NPB)と米大リーグ機構(MLB)は26日、ニューヨークでポスティングシステム(入札制度)の新制度について交渉したが合意に至らず、27日も話し合いを継続することになった。NPBはプロ野球12球団に途中経過を報告し、各球団の意見を今後の交渉に反映させる。

 NPBの伊藤修久法規部長は「双方の考え方、意見を率直に出し合い、協議した。継続して話し合っていくことになる」と説明した。

 新制度は日米間でいったん合意に達していたが、MLB側が取り下げて修正案を提出することを14日に決定した。大リーグ挑戦が注目されているプロ野球楽天の田中将大投手が移籍するには、現在失効状態の入札制度が成立する必要がある。