今季から韓国プロ野球・斗山ベアーズの監督に就任した石山一秀氏(63=元近鉄捕手)が18日、宮崎で春季キャンプ初日を迎えた。

 宮崎市清武総合運動公園野球場で始動。明るく親しみやすい人柄そのままに、「シーズンが終わったら、みんなでうまい酒を飲もう!」とナインに熱く語り、優勝奪回へスタートを切った。昨季プレーオフで2位に勝ち進んだチームを率いる。キャンプは3月5日まで行い、西武、ソフトバンク、楽天などと試合を行う予定。

 石山氏は平安高を卒業後、69年ドラフト5位で近鉄に入団。14年間プレーし、韓国・サムスンで現役生活を終えた。引退後は近鉄でプルペンコーチなどを務め、05年から楽天の編成部へ。スカウトとして、中日からトレードで獲得に尽力した鉄平(現オリックス)が首位打者に輝くなど、創設期の新球団を裏方で支えた。昨年、斗山からオファーを受け、2軍監督に就任。豊富な野球知識と手腕が認められ、今季から1軍昇格を果たした。