ブルージェイズとマイナー契約の川崎宗則内野手は21日、フロリダ州ダンイーデンでのキャンプ初日から随所に「らしさ」を発揮した。

 チームメートに片言の英語、スペイン語、それに日本語でも声を掛け「1人じゃ野球はできない。コミュニケーションを取りながらやった」と元気に動き回った。

 ただ練習前のミーティングでは、昨年理解していなかったことを同僚の大家から教わったそうで「けっこう大事なことでした」と笑わせた。

 守備練習では本職の遊撃だけではなく、三塁も守り「捕手だって投手だって、どこでもこだわってやりたい」。フリー打撃では36球で4度しかバットを振らなかったものの「久しぶりだし、速かった。頼もしい」と味方の投手を称賛した。

 大リーグ昇格を懸ける戦いに「やってやろうという気持ちがなければ(米国に)来ていない。それは小学校から変わってない」と意気込む。