<ヤンキース4-2オリオールズ>◇7日(日本時間8日)◇ヤンキースタジアム

 ヤンキース黒田博樹投手(39)が、今季2度目の登板となるオリオールズ戦で今季初勝利を挙げた。

 立ち上がりから安定した制球で3回までは点を与えなかった。4回2死二塁から同点の適時中前打を許したが、その後も丁寧な投球を継続。7回先頭から3連打され2点目を失った後、6回1/3で降板し、8安打、無四球、2失点、4奪三振で、本拠地開幕戦を初白星で飾った。勝利投手となったのは昨年8月12日のエンゼルス戦以来だった。

 黒田は「まったく軸になるボールがなかったんで、マウンドにいてもしんどかったですけど、何とか7回途中まで自分の仕事はできたかなという感じですね。(昨年8月12日以来の勝利は)ああそうですか。あまり考えてなかったんで」と話した。

 またイチロー外野手(40)は9回の守備で右翼に入り、今季初めて途中出場した。打席は回らなかった。