メッツ傘下のマイナー、3Aラスベガスの松坂大輔投手(33)は12日、カリフォルニア州フレズノでフレズノ戦に先発し、7回を2安打無失点、8三振2四球と力投した。

 最速で154キロを出し、6回1死まで無安打の内容で「直球とスライダーのコントロールが良かった。今はいい状態でいる。早くメジャーに上がりたい」と、にこやかに話した。6回に遊撃内野安打で初安打を許した場面については「(ノーヒットノーランは)全く意識していなかった」と振り返った。チームは延長10回、1-0で勝った。

 シグノア投手コーチは「速球を制球できるようになって、長所の変化球がさらに生きた」と評価。バックマン監督は「メジャー復帰は時間の問題だ」と手応えを話した。