右手中指を痛めて故障者リスト入りしているマリナーズ岩隈久志投手が15日(日本時間16日)、遠征先のレンジャーズの本拠地アーリントンでブルペン入りし、負傷後3度目の投球練習を行った。経過が順調なことから18日(同19日)に実戦形式の投球練習を行うことが決まった。

 前回まで投げなかったスプリットを含む持ち球をすべて試して56球を投げた。終盤では捕手とサインを交換して試合を想定し、セットポジションでの投球も交えた。岩隈は「肩も肘も(含め)体全体のバランスが戻ってきた。指は問題ない。試合に入るイメージをつくりながら投げられた」と笑顔で話した。

 ウエーツ投手コーチは「腕の力も、回復力も高まっている。彼は実戦の準備ができている」と話した。