<ヤンキース3-2エンゼルス>◇27日(日本時間28日)◇ヤンキースタジアム

 ヤ軍田中将大投手(25)が、エ軍戦に先発し、6回1/3を投げて5安打2失点5四死球で自己最多の11奪三振。リードを許して交代したが、その後、打線が追いつき、勝敗は付かなかった。

 メジャー5戦目の先発マウンドのこの日は制球に苦しみ、先制された4回までに5四死球を与えた。同点となった直後の6回には、先頭のフリースに初球を右中間席へ運ばれ、再び1点のリードを許した。

 田中は7回表1死を取ったところで交代。

 球数は108球だった。

 ヤ軍が田中降板直後の7回裏、同点に追い付き、さらに8回に勝ち越し。貯金を今季最多の「5」として、地区首位の座をキープした。

 試合後の田中は、「同点に追いついてくれてうれしかった。チームの逆転を祈っていたので、勝ったことはうれしいですね」と、穏やかな表情で話した。