<レンジャーズ0-2ブルージェイズ>◇16日(日本時間17日)◇グローブライフパーク

 レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(27)が11三振を奪い、球団史上3位となる通算22度目の2ケタ奪三振を記録するも、2敗目(3勝)を喫した。

 8回を投げて5安打3四球11奪三振で2失点(自責2)。防御率は2・32。

 前回のレッドソックス戦に続き、この日も相手打線を寄せ付けない快投を披露した。速球を軸にスライダーで決めるテンポのいい投球で、打者のバットは面白いように空を切る。初回にカブレラに四球を与えるも、5回先頭リンドに右前打を許すまではノーヒット。その後も、7回に再びリンドに右前打されるまで安打を許さなかった。試合が動いたのは8回。先頭クラッツに三塁前にバント安打されると、続くゴースも一塁前にバント安打。レイエスの特大右飛で1死一、三塁となったところで、カブレラに右翼線に適時二塁打を浴びて2点を失った。8回を投げ終えて116球で降板した。

 ダルビッシュは「1本目(のバント)は予想はしていなかったですけど、2本目は普通に予想通り。バントは仕方ないと思います。長いイニングをこの状況で投げられたというのが、チームにとってはプラス。負けたことはよくないですけど、今日の一番よかったとこは8回まで投げられたことだと思います」と話した。