<マリナーズ1-4アストロズ>◇25日(日本時間26日)◇セーフコフィールド

 マリナーズ岩隈久志投手(33)が2被弾で今季初黒星(3勝)を喫した。7回を投げて9安打6奪三振4失点(自責4)。防御率は2・39となった。

 2本塁打に泣いた。初回は3者凡退という上々の滑り出し。2回には1死満塁のピンチを迎えるが、コーポランを二ゴロ併殺に打ち取り、無失点で切り抜けた。

 直後に味方打線が1点を先制。アストロズ先発カイケルが好投していたこともあり、岩隈はシンカーを軸球、スプリットを決め球とし、丁寧にコースへ制球しながら、5回まで無失点でリードを守った。

 6回1死一塁の場面で、前日2本塁打のスプリンガーに内角高めスライダーを左翼席に運ばれ、逆転を許す。1点ビハインドで迎えた7回は流れを断ち切りたかったが、先頭ドミンゲスが右翼二塁打で出塁。すると、続くクラウスが外角低めシンカーを巧みに捉え、右翼スタンドへの2ランとした。7回を投げ終えたところで94球で降板した。

 岩隈は「ボール球をうまく使いながら、時にはストライク先行でいったりとか、思った感じでは攻めれていたと思う。ああいった形でホームランを2本打たれてしまったことで、ちょっと悔しいゲームになってしまったなと思います」と話した。