<エンゼルス5-2レンジャーズ>◇22日(日本時間23日)◇エンゼルスタジアム

 レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(27)が2被弾して、今季4敗目(7勝)を喫した。

 6回を投げて5安打4四球9奪三振で5失点(自責4)。防御率は2・62となった。

 初回に1死一塁からプホルスに中前打を許すと、中堅マーティンが三塁へ悪送球する間に、一塁走者カルフーンが本塁を目指した。三塁ファウルゾーンへそれた送球をダルビッシュが素速く処理して本塁へ送球。審判はタッチアウトと判定したが、エ軍ソーシア監督がビデオ判定を求めた。チャレンジの結果、捕手がボールを捕球する前に走者の進路を妨害したとして得点が認められ、先制点を許した。判定に抗議したレ軍ワシントン監督が退場処分となった。

 前回アスレチックス戦に続き、この日も制球を乱すことが多かった。2回と3回は追加点こそ許さなかったが、捕逸と暴投で走者を得点圏に進める場面もあった。4回は1死からクロンに内角高め速球をを左翼席にたたき込まれると、四球と左翼線二塁打で再び失点。2死二塁からカルフーンに内角カットボールを右翼ポール直撃の2点弾とされた。5回と6回は無失点で切り抜けたが、球数がかさんで105球となったため、降板となった。

 ダルビッシュは「前回のオークランドで完全にフォームが崩れていたので、それをちゃんと修正できていなかったかなと思います。(ビデオ判定で流れが)変わったと思います。いつもの(守備)練習の成果を本当に出せたので、完全にドヤ顔してたんですけど、セーフになってしまってすごく残念です」と話した。

 チームは5連敗となった。